『金持ち父さん貧乏父さん』賢く働くとは何か?
拝啓、ロバート キヨサキ先生へ
パーソナルファイナンス専門の作家で大学講師でもあるロバート・キヨサキが実際に体験したことを本にまとめた、というスタイル。
実際どこまで本当なのかは分からないが、確かに説得力のある本です。
まず、
話の作り方がウマイ。
二人の“ 父 ”( 片方は友だちのお父さん )をコインの裏と表に見立てて
というスタイルで書かれている。
まあ、こういったビジネス書はどの作品にも言えることだが、長い!
ビジネス書としては、かなり分厚く途中で投げ出してしまう人もでてくるかも?
しかし、この本を読み終わったあとに、あなたの価値観はきっと変わっているはず。
それはこの本がお金の稼ぎ方ではなく、生き方の指南書でもあるからだ。
金持ち父さんが教えてくれたこと
9歳だったロバート・キヨサキは勤勉だがいつもお金がない父親と、裕福な友人の父親がいた。
どちらの父親も好きだったが、ロバートは「 お金もちになりたい 」と思うようになっていた。
そして、ロバートは友だちと共に“ 金持ち父さん ”から「 金持ちになる方法 」を教えてもらうことになる。
はじめは、金持ち父さんの言うことが、全く理解できないというようなロバートだったが実際に経験をしていく中で、金持ち父さんの言っていることが正しいと思うようになる。
そして、何故自分の父親がいつまで経っても貧乏なのかを理解する――。
お金持ちが教える“ 金持ちになる方法 ”がこの本には詰まっている!
マネーリテラシーを学ぶ本としては最適
日本人はケチだと言われていますが、決してお金の使い方は上手ではありません。
最近でこそ、株式投資や賃貸住宅を視野に入れた投資をする人が増えてきましたが、本質的なところでは、アメリカの大富豪には遠く及ばないところがあるのではないでしょうか?
この本に書かれていることは、決して今すぐ真似できることではありません。
むしろ、この本に書かれている条件をクリアするだけでも、人によってはかなりの労力が義津用です。
しかし、この本を読み終えたときに“ お金 ”に対する考え方が大きく変わっているでしょう。
お金持ちはお金のために働かない。
お金がお金を生み出すシステムを作れ。
経営や、お金に関する勉強をしてきたことがない人からすれば
「 それはズルだ! 」
と思ってしまうようなことがたくさん書いてあります。
ですが、決してずるい方法ではなく、
お金もちの考え方を知ることによって、自分の生活をより豊かにすることができる
ようになるかもしれませんよ。
少なくともこの本を読んだ後にお金に対して「 汚い! 」と思う人はいないのではないでしょうか?
作者の情報
ロバート・トール・キヨサキ
日本名 清崎 徹は実施にアメリカで実業家として活躍している金融コーディネーター。Yahoo Financeでの金融に関するコラムを持っていることでも知られる。最近会社が倒産した。
タグ:金持ち