『 オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ 』

拝啓、森 達也先生へ

オカルトのイメージ画像。

UFOや超能力、霊視など。

誰しもこういったオカルトに関して興味をもったことがあるのではないだろうか?

この作者自体は、

ドキュメンタリー作家としてかなり有名なのですが、その作者が実際に大学教授やテレビを騒がせたエスパーに実際に取材することにより、

私たちが知らなかった世界が分かるというものではない。



この本は、

いかがわしく怪しいトンでも本とは違う信憑性があるのが面白い。


「 わからない 」
ということを

わからない
と言える作者だからこそ、

読み進めるうちに確かにリアリティをもって私たちの頭の中にスーッと入ってくるから面白い。


いくら科学が進んでも、なくなることのない“ 超常現象 ”に対して追い続け、そしてそれにまつわる人たちの話をまとめた作品ですが、かなり読み応えがあります。


「 結論ありき 」
でこの本を書いていないからこそ、私たちに確かに伝わる作者の

「 わからない 」
という思い。


この本を読むことで、あなたのオカルトへの考えが変わるかも?



見え隠れするもの

見え隠れするイメージ画像。

数年ごとに思い出されるように起きるオカルトやスピリチュアルブーム。

そういったブームのたびに、お約束のように繰り広げられる真偽論争。

科学がいくら進歩しても、オカルトに対して「 ある 」とも「 ない 」とも言い切ることができない超常現象に対してドキュメンタリーとして向き合った作品。


なぜ人間はウソだと思いつつも、その事実を完全に否定しないのか。

実際に起こる心霊現象やUFOはウソなのか?

「 オカルト 」。―いま、改めて境界をたどる。



ウソか、ホントウか、その真実は?

私がこの本を買うきっかけはテレビで見たからでした。

前々からオウム真理教などに対して、

取材を重ねていた著者に対して、知ってはいたがその本を見たことがなかったため、恐いものみたさでも購入したのだが、私の予想は大きく覆されました。


基本的に人間は、分からないもの、得体の知れないものに対して恐れます。


その恐れを上手く利用して、宗教や手品などは行われているので、そういった裏側を知った大人にとって「 オカルト 」とは「 うさんくさいもの 」というイメージが付いてまわっていることでしょう。



しかし、確かに超常現象と呼ばれる現象はあるみたいだし。

私の周りにも「 幽霊が見える 」という人がいます。


そういった全てがウソかと言えば、ウソでない気がしますし。


話に一貫性があり、リアリティがあることもあって「 ウソ 」とも「 ホントウ 」と言い辛いことも一部にはあります。



そういった、

人間が知りたいと思える部分について、きちんと取材をして読者に紹介している作品はなかなかありません。



中二病全開の若い人も。

いい大人も、読むとなんだか不思議な読後感があるこの本を読まれてみてはいかがでしょうか?



作者の情報

森 達也(もり たつや)

日本のドキュメンタリー映画監督。数々のノンフィクションの作品を世に出している。オウム真理教の信者に対してのドキュメンタリーを撮ったことでも有名。

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