西洋医がすすめる、カラダが瞬時によみがえるサイエンス漢方

拝啓、井齋 偉矢先生へ

西洋医学と漢方医学とはまったく別物で、むしろケンカをし合っているようなイメージが私にはありました。


漢方のイメージ画像。

また、私個人の勝手な思い込みとしては西洋の薬にくらべて即効性がなく。

それにどこか迷信めいたものがあるような気がしていましたが、本書を読んでからそのイメージが大きくかわりました。


読み始めはファンタジー

漢方にたいして私のように良いイメージを持っていなかったものとしては、読み始めはファンタジーのように感じられるでしょう。


漢方を飲めば「 生きる力を引き上げる 」「 疲れを速効でとる 」と書かれていてもどこかうさんくさい気がしてしまっていました。



しかし、本書では西洋医学と東洋医学の違いを説明し、西洋医学ではとりにくい疲れや、カラダの弱った状態を『 どうすれば治すことができるのか? 』という部分に対してのアプローチを教えてくれている。

いまこそ現代人にとって必要な漢方の力を知っておこう!



果たしてタイムリーに効くのか?

あいにく私はそこまで疲れで困っているわけでも、カラダが特別弱いというわけでもないため、本書をよんで『 効果がありました! 』と思う節はあまりない。


いや、本来であればそういった部分に対してきちんとお話したいのだが、ふつうのサラリーマンの悩みは酒が抜けないとか、肩が凝ったとかそういう程度であり。


女性でもない限り、漢方薬に頼るのは性欲剤を飲むときぐらいのものだろう。



本書は知識としては今まで東洋医学に対してもっていた偏見のようなものを多少は払拭してくれたが、すべてを信じられたわけではない。


本書は読む人によって、感想が違うだろうし。

実際に役に立つかどうかという部分は、それこそそういった悩みを抱えている人しか分からないだろう。


最近でこそ医師からの処方箋に漢方薬がかかれていても驚かなくなったが、昔から西洋医学一辺倒でやってきている私のような古いタイプの人間にとって漢方薬は神秘の世界だった。

なので、本書に関しては難解な世界をわかりやすく表現してくれた本であるため、一読の価値はある小説だ。


東洋医学や、漢方などそういった分野に興味がある方は読まれてみることをおススメする。



作者の情報

井齋偉矢(いさい ひでや)

昭和50年 北海道大学医学部卒業 北海道大学第一外科入局
昭和63年~平成1年 オーストラリア留学(肝移植)
平成3年 札幌・南一条病院外科医長
平成6年 JA北海道厚生連鵡川厚生病院外科部長、副院長
平成8年 同、院長
平成13年 新冠町国民健康保険病院外科医長・漢方外来開設
平成19年4月 静仁会静内病院・院長 現在に至る
日本東洋医学会専門医・指導医/日本外科学会専門医
日本東洋医学会代議員・北海道支部幹事
日本東洋医学会EBM特別委員会委員

他に西洋医が教える、本当は速効で治る漢方 (SB新書)などの著がある。

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