長い年月を経ての2作目。「 有頂天家族 二代目の帰朝 」

拝啓、森見登美彦先生へ

傘のイメージ画像。


私、自身はこの有頂天家族シリーズを知ったのは、つい最近のことで。
またスターシステムのように、関連性がある作品だと知ったのも、最近でした。


シリーズ第一作の有頂天家族ではすでに次回作が予告されていたようなのですが、2015年に入ってやって本作である「 有頂天家族 二代目の帰朝 」が刊行された。

私は熱烈、というほどではないけれど、そこはかとなく好きな作家さんではあったので、最新作が読めることが嬉しかったので、今回は森見登美彦先生の作品を続けて取り上げさせて頂いた。



今回のメインは天狗さま

天狗のイメージ画像。

有頂天家族で迷惑で、やっかいで、頑固で。

だけどどこか憎めない雰囲気の、元天狗の対象「 赤玉先生 」の息子である2代目がイギリスから帰ってくることからはじまる。


天狗がイギリスに行くなんて、この作者さんぐらいしか考えませんよ( 苦笑 )

しかも、その世界観が絶妙にマッチしているから、たちが悪い ← 褒めてます。



そんなこんなで、狸と天狗と人間がドタバタと京都を舞台に走り回り、ケンカしまわり物語は展開していく。



独特の空気感をつかめるかがポイント

前作を読んで、割とスグにこの作品を読んだので設定は入っていきやすかったですが、間が空いていたら作者さんの空気感を掴むのに苦労しそう……。


まぁ、前作を読んでいることが前提のシリーズものですから、これから読もうと考えている方はまずは前作の「 有頂天家族 」を読んでからにしましょう。


次回作はいつになりそう?

相変わらずのテンポで進むのですが、個人的には新キャラが多すぎて転々。

一作の謎に絡めているところもありつつ、お話は進むのですが。

私的には「 もういいから…… 」と思う部分も。

長年待たされたファンでも、読んでから時間が経っている方はもう一度前作を読み直した方がよいかも?


また止せばいいのに次回作にも触れているので、第三作目は一体いつになることやら……。



でもね、やっぱり面白い。

まぁぐちぐち言いつつも、飽き性の私が次の作品も読みたいと思わせるほど、相変わらず面白い作品でした。



作者の情報

森見 登美彦( もりみ とみひこ )
奈良出身の女性作家。
大学在学中に執筆した『 太陽の塔 』で第 15 回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、小説家デビューを果たす。

代表作に「 夜は短し歩けよ乙女 」や「 四畳半神話大系 」「 有頂天家族 」などがある。

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