そんな直球に聞かなくっても『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』

いわれて見ればいつまで“女子”か?

女子のイメージ画像。

拝啓、ジェーン・スー先生へ

私の独断と偏見に満ちた意見を言うならば、女子というのは大学生までだ。
女子大生とは言うけれど、OL女子と言い方はしないではないか。


まぁ、最近では“大人の女子”とかいうわけの分からない言葉も生まれてはいる。
だが、コレを男に変換すると薄気味悪い単語が出来上がる“大人男子”だ。



なんというか、大人男子だと、まだまだ未熟者で、男気のないなよなよとした男なイメージが思い浮かぶがなぜかコレが”大人女子”だと、まぁしっくりくる。

ただ、この作者は自称“大人女子”に対して『貴様いつまで女子でいるつもりだ』と苦言を呈してはいないようだ。


いつまで女子でいるつもり?

いつまでも女子のイメージ画像。

  • 「カワイイは正義」
  • 「女子力」
  • 「ババア」
  • 「ブス」

驚くほどに女性にまつわる問題はメディアをにぎわせている。

この本では未婚のプロ、ジェーン・スーが、いつまでも女子として生きる方法を独自の語り口で、めっためったと切り込んでいる。


というか、切りかかって開き直っている。


表題になっている『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』から「2種類の女子会」や「ブスとババアの有用性」など、タイトルだけで思わずクスリと笑ってしまうような内容が盛りだくさん。


文章からも感じられるほどの“おばさんパワー”にあなたも打ちひしがれてみてはいかがだろうか?


読んでて心地よい疲労感

ひとことで言うと女子じゃない。
もう一言足すなら、このパワーはおばさんのそれだ。

  • 「女は生涯、いち女子」
  • 「加齢すれども女子魂は死せず!」

とまぁ~男性からすれば、明らかに作者はおばさんなのだが、いつまでも女子でいようとするパワーはすさまじいものがある。


ユーモアたっぷり

紹介した内容からでも、作者から発せられる熱量を感じられただろうが、ページをめくるとむせそうになるほど、さらにアツイ熱を感じるユーモアが満載だ。


ただ、男性の私としてはイマイチ共感がしにくい部分もあった。

だが、付き合ったことのある女性を思い出しては「言われてみりゃそうだよな~」と昔解けなかった数学の問題が解けたかのようなすっきりとした、腑に落ちる感じがした。


読み物としては面白く、読んで心地よい疲労感を感じるこの一冊を「私は女子だ!」と思うなら、ぜひ読んでいただきたい。


作者の情報

ジェーン・スー

中国人の名前のようだが、東京生まれの東京育ちの日本人。
作詞家であり、ラジオパーソナリティーであり、コラムニスト。


主な著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』がある。

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