仏像の楽しみ方は拝むだけじゃない!「仏像の見方-30歳からの仏像鑑賞入門」

仏像という芸術品

拝啓、布施英利先生へ

仏像のイメージ画像。

みなさんは仏像というものをどのように捉えているだろうか?
若い頃は対して興味が無かったが、歳を重ねた今となって特別な印象をもっている。


最近では、フィギュアなどでも人気がある仏像。
今回はそんな仏像の美しさを紹介する本を紹介したいと思う。


仏像という”美術”

仏像はどこで発明されたのかのイメージ画像。

仏像はどこで発明されたのだろうか?

この書籍では、インドから、中国、朝鮮半島を経て、日本へと仏像が伝来してくる過程でインドで仏像は発明されたとされている。


しかし、日本の文化として息づくまでに、インドの仏像の概念は大きく変わっているようだ。

日本の仏像には『子どもの身体』と『森の樹木』が吹き込まれているという。

にわかには信じがたいことだが、ここの書籍を読み込んでいくうちに、その答えがしっかりと理解できた。


だが、このように改めて日本とインドの仏像の顔立ちを考えると、日本の方がなんというか愛嬌があるような気がしてならない。


この本を読めば、仏像に詳しくなる、というより。
仏像の中に潜む、日本の”美”を気づくことができるようになる、というのが正しいだろう。


読みにくいが面白い

カラーが16ページしかないのが悔やまれる。
どうせなら、もっとデカデカと雑誌ぐらいのサイズで制作してくれれば、愛読書にしても良いのに、という良い意味で読みにくかったのが悔やまれる。

恥ずかしながら、私も仏像のフィギュアには興味があり。
「欲しい……」と思っていたところで、かなりタイムリーな本で紹介できたのも嬉しく思っている。


しかし、どれもこれも個性的で芸術品としての美しさを兼ね備えている!


歴史的背景も面白い

仏像の美しさばかりに目がいってしまいがちだが、その来歴を知ることも仏像の美しさを引き立てるための必要なエッセンスになるようだ。

特に古今東西の美術に精通した美術解剖学者の著者が語るその背景にはぞくぞくするほど面白い。

飛鳥時代の仏像の誕生から、江戸時代での終焉まで仏像の歴史を紐解くのも読み物として楽しかった。

日本の素晴らしさが見直される昨今。
仏像の美しさも改めて見なおしてみてはいかがだろうか?


作者の情報

布施英利(ふせ ひでと)
古今東西の様々な美術を対象に、とくに美術における人体像を解剖学の視点から研究している批評家。

著書には、大学院生の28歳のときに出版した『脳の中の美術館』や『体の中の美術館』『京都美術鑑賞入門』『美の方程式』『パリの美術館で美を学ぶ』など美術関連のものが多い。

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