定年を無事迎えられる?『どうする定年50歳からの巻き返し!まだ間に合うマネー対策』

団塊世代めぇ……

拝啓、日経ヴェリタス編集部さま。

老後にお金がいるイメージ画像。

私にとって定年はまだまだ先の話し。
と言うか、このまま無事定年まで会社があるのか。

それとも、混沌とした社会の中で、社会システムも変わり、死ぬまで働き続けなければならいなのではないか。

など、不満を抱えている私からすれば「もうすぐ定年」という人は羨ましい。

そりゃあ、バブルがはじけたころも知っているだろうから、大変だったとは思うが、少なくとも”夢”はあった世代だろう。

そんな彼らの定年後の生活を小説仕立てで、紹介している定年盛大のマネー教育本が、本書の内容だ。

もう50歳、まだ50歳ってねぇ……

サラリーマンのイメージ画像。

「人間50年」はもう昔の話し。
後期高齢化社会において、50歳という年齢は通過点にしか過ぎなくなった。

しかし、それは寿命の話でサラリーマンとしては違う。
サラリーマンの50歳は「もうすぐ定年ですよ~」という退職後を意識する歳だ。

そんな50歳を目前に控えた会社員3人がおのおの悩みに直面し、家計を見直し。

老後対策に勤しむという話だ。

主人公となるキャラクターが、とてもリアルで「就活失敗で留年中の長男」がいたり。
「15歳下の妻と2歳の娘」がいたり、女性部長には「親の介護」が重くのしかかってくるなど、リアル過ぎて少々息が詰まりそうになるほどだった。

先は長いか、短いか

本書は、小説仕立ての割には実に肌感のある書き方をしていえる。

平均寿命の話や生涯年収、退職金など若いうちから知っておいたら損はないような内容が書かれている。

もちろん”サラリーマンなら”という前提だが。


人間いつ死ぬかはわからないから、万が一長生きしてしまった時のことも考えなければいけないと言われているようで、私としては怖かった。

なかなかどうして、死に方ばかりは選べないのだから、正直困る。

まぁ団塊世代だよね

しかし、登場する人物たちのレベルが高すぎてなんとも。
いや、ターゲットとする年齢層的にはそうなのだろうが、10年後には絶対にこの本の内容は通用しないだろう。

だって、こんなにも裕福な世代ではないからだ。

相続とか、介護などの話は私のような世代の人にも役に立つが果たして実用性はあるのか……?

私には向かないなぁ……

正直、私にはあまり向かない本だった。
なんか、読んでいて「コイツら……!」と腹が立つような、立たないような。

だって、いくら私が頑張っても、彼らのような生涯年収を稼ぐことは株でも買わなきゃ無理だからだ。

とりあえず、久々に買って失敗したと思わせる本に出会ってしまった。

少なくとも若い人には向かないことは確かだ。

作者の情報

日経ヴェリタス編集
日本経済新聞社の週刊投資金融情報紙
本書は、その連載に加筆・修正したものになる。

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