アナタに教養はある?『 おとなの教養 』

大人だからこそ、教養が必要

拝啓、池上彰先生へ

おとなの教養のイメージ画像。

元NHKのニュースキャスターとして有名な池上 彰が書いた教養の本。
しかし、どこからどこまでが教養なのか。

当たり前のことを当たり前のように知っていることが教養なのでしょうか?

それとも、歴史を正しく知ること?
そんな大人のための教養本が、今回ご紹介する『 おとなの教養 』である。

現代の教養は自分を知ること?

本書の中で、池上彰先生はこうおっしゃっている。

『 現代の教養とは「自分を知ること」 』

さて、自分を知るとはどういう意味なのでしょうか?
池上彰氏が言う” 自分を知る ”というのは、「自分がどういう存在なのか」を考えようとする問題意識なんだそうだ。

本書では「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」の7つを通して、自分を取り巻く環境を客観的に知り、改めて自分の存在を問い詰めることが教養というらしい。

目から鱗、というほどでもないが……

目から鱗のイメージ画像。

さてさて、教養と言うよりは歴史的なお固い本が、本書のない湯だった。

まぁ、なんというか私には教養と「宗教」「宇宙」が結びつかなかったし。
「歴史」を知るよりもマナーを知っといた方が、よっぽど教養のある人間のように思える。

確かに、大人の教養というのなら、包括的に自分を取り巻く環境を知っていなければならないようだ。

日本人としての教養じゃない?

大人の教養と言うタイトルよりは『 日本人としての教養 』とかそんな感じのタイトルの方が相応しい内容だったような気がする。

内容は面白いは面白いけれど、やっぱりこの人の本は難解だなぁと言うのが私の感想だ。

だいたいアダム・スミスやマルクス、ケインズなんて知らなくっても生きていく上で問題がないし、教養がある人がそこら辺詳しいからといって「 だから何? 」としか思わない。

つまり実践的じゃないのだ。

個人的には、マナーとか、風習とかの教養を期待していたので、いささか残念だった。

でも、まぁ、内容は面白いから興味がある人は呼んでみたら良いんじゃないかな?

作者の情報

池上 彰(いけがみ あきら)
1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍し、2005年にフリージャーナリストとなる。
現在はさまざまなテレビ番組に出演中。

主な著書に「伝える力」「世界を変えた10冊の本」「超訳 日本国憲法」などがある。

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